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重心を低くすることは、空手の基本の基。
これができないと体幹がブレ、力強さも出なければ、見た目もカッコ悪いです。
ところが、日常生活で重心を低くする場面はほとんどなく、むしろ背伸び等、逆の動作をすることが多いと思います。
実際にお稽古を通じて、重心を“下げられない”方が結構いると感じています。
空手はパワーでどうにかするということではありませんが、さすがに一定の筋肉量は必要です。
私自身、社会人になってから運動とは無縁の生活になり、筋力や肺活量…色々衰えました!おそらく、このような方は世の中的にも多いと思いますが、仕事で忙しい日々でも“ながら”であれば、ちょっとした意識で足腰を鍛えることができます。
少々マニアックですが、例えば、ドライヤーを“かけながら”騎馬立ち、テレビを“見ながら”四股踏み(笑)
スポーツによっては、集中的なトレーニングで鍛えることが求められるかもしれませんが、武道は「基本を繰り返し、基本を大切にすること」です。
基本は大切です。
トレーニングの時間を作るのは現実的に難しいという方は、日常生活の動作を鍛錬に置き換える工夫をしてみるといいかもしれません。
道場訓の「継続は力であり、目標達成の極意であること」に倣って、 私も無理のない範囲でできるハイブリッド鍛錬を心掛けていきたいと思います。
次回は<力を抜く>について投稿していきます。