入社4-5年目の時、上司によく言われた(怒られた)“物事を俯瞰して見る”というのは、仕事をするうえで大事なことだと、数年経った今でも実感しています。
現職は主に社内の人材育成で、カリキュラムや研修のコンテンツを作成しているのですが、レベルに差異のある対象者への配慮、世の中のニーズや時代の流れにマッチしたタイムリーな内容になっているか等々、多角的に捉えることを習慣にするようにしています。
おそらく誰でも、集中すると一点に目がいきがちだと思いますが、視界を広げるというのは、空手においてもポイントになることを、ここ最近、特に痛感しています。
例えば、片足立ちで数分間静止するお稽古では、ぐらつかないように目の前を凝視して、知らない間に呼吸を止めている…というのは、多く見られるケースです。
私も最初の頃はそうでしたが“ボワッと見る”と指導を受け、視界を広げることを意識するようになってからは、ブレがなくなり、ゆったり構える余裕さえ出てきました。
この“ボワッと見る”は、組手にも共通していることなのですが、まだまだこれからです。
少し油断すると、攻める時は自分が狙う先を、そして、受ける時は相手の拳や足をガン見!してしまいます(笑)
視界が狭いゆえに
攻め手の時:相手に動きを先読みされて、技が決まらない
受け手の時:相手の動きを察するスピードが遅くなり、気付いた時には技が当たっている
ということになっているので、全体像から反応できるように、回数を重ねて今は慣れることに専念しています。
次回は<夏期審査会に向けて>について投稿していきます。