年末稽古納め 太極108回行

今年の年末最終日は、型の太極一を108回連続で行うという稽古にいたします。
武道学館としては今回が初の試みですが、実は以前からずっとやってみたいと思っていました。

太極一は、
・低い姿勢で前後左右に歩く
・足と手を一致させる
単純化してしまえばそれだけの動きです。

でも、この投稿でも書いたように、ただ立つだけ、歩くだけの動きが実はできておらず、簡単ではありません。
この稽古は、太極一を題材として、この一番単純な動きを徹底的に深めてみようというものです。

ヨガ教室では、年末に太陽礼拝という動きを108回やるところがあります。
私も、インドでヨガを習っているときに、経験したことがあります。

108回、やる前は本当にできるのか、私も不安でした。
回数を言ってくれないので、どこまで進んだのか、あとどれ位で終わるのか、全く分かりません。
ペース配分を気にしていると余計にきつくなるので、途中からは指導者の指示に従って、動くことにただ集中するようにしました。
そうすると、おそらく半分程度を過ぎたころからだと思いますが、身体が慣れたのか体力的にはむしろ楽になり、動きに流れが生じるような感覚が出てきました。

太陽礼拝は、背骨を前後に動かす動作が多いので、背骨が波打つような感じがしました。
太極一でも、おそらく似たような感覚の変化があるはずです。
(先入観になるとよくないので、ここでは書きません。各々の動きに従い、自然に感覚が生じるはずです)

終わってみると108回は案外早く終わるものです。
出来てしまうもんだな、という感じです。

スペースを気にせずやれるよう、人数制限を設けざるをえないのが申し訳ないのですが、興味のある方はぜひご参加ください。道場内の掲示で募集します。

やっている最中も、事後も、108回ならではの貴重な気付きがあるはずです。
楽しみにしております。

まずは見学から!

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