2023年4月より、月謝を以下の通り改定いたします。

■改定の背景
武道学館は、創設以来男女で月謝に大きな差を設けてきました。
これは、先代館長である父の「女性に空手をやってもらいたい」という思いが強く表れたものです。
昨年是正をしましたが、未だその差は大きく、男女比3:2です。

かつては、空手は男性のものであったかもしれませんが、いまや武道学館の会員の半数は女性であり、稽古内容も男性本位のものではありません。
むしろ、体格、筋力に頼らず、いかに与えられた身体を活かすかを追求しており、女性が男性を凌駕する場面も多くみられるようになりました。
もはや男女で差をつける理由はないように感じます。
女性会員からは、「男性より低い月謝で通うことに引け目を感じる」とお聞きしたこともあります。

私は、男女差は基本的に解消したいと思っています。
一緒に稽古し、同じものを学び、汗を流しているのに、月謝が異なる理由を自分の言葉で説明できません。
道場にとっても、女性会員にとっても、男性会員にとっても、良いことに思えないのです。
かといって、いきなり男性と同じ月謝にするのは、変化が大きすぎるということも理解しています。
父の考えを尊重したい気持ちもあります。かなり判断が難しい問題です。

よって、今後の月謝の考え方として、以下のようにしたいと思います。
「男女差は設けない。ただし、急激な変化を避けるための措置として、女性は割引価格を適用する。」

これに基づき、本年4月より、成人の女性会員は1千円(税抜き)値上げとさせていただきます。
昨年に引き続く改定は大変心苦しいのですが、道場の健全な運営のため、何卒ご理解をお願いいたします。

※親子会員は従来通り、子どもとその保護者が入会している場合、子どもの月謝を半額にいたします。