<空手との向き合い方:中編>

Ⅲ 心境の変化

基礎的な動きを覚えたところで、お稽古に臨むスタンスが変わってきました。同時に入社以来、不可能だと思って考えもしなかったワークライフバランスも意識するようになりました。
少し本題から逸れますが“お稽古に行く日を決めて、決まった時間内に仕事をこなす働き方”に切り替えたことで、業務の優先順位を見極めるスキル・スピード感・逆算思考等、ワーク面においても好循環が生まれました。
労働時間は減り、かつての華金はほぼ100%飲みに行っていた予定がお稽古に代わり、10年間続いた生活が空手一つでここまで変わったので、不思議なものです。

Ⅳ 空手の奥深さ

自慢に感じられたら申し訳ありませんが、大体のことを感覚でどうにかしてしまい、言い換えるなら、基本をすっ飛ばして応用から入るような人生を送ってきたことに後悔する時がまれにあり、30歳を過ぎてから唯一新たに始めた空手は、基本からきちんと学びたいと思いました。
道場訓の“基本を繰り返し、基本を大切にすること”の意味も、身をもって感じています。
心境が変化した理由は明確で“知れば知るほど奥深い”からです。あくまで私が思う奥深さですが、先生や先輩方の言葉を自分なりに解釈し、イメージをつくって、体で表現していくことが楽しく、コツもなければ、見様見真似でできるものでもない、ある意味難しいところが夢中になる要素なのかもしれません。

次回は<空手との向き合い方:後編>を投稿していきます。

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