反り腰、肘が開く、顎が出る…入門当初からだいぶ改善されましたが、体に染み付いた癖というのは、無意識に出てくるものです。
組手をする際は相手に対して、体を真っ正面に向けてしまう癖があり「隙だらけ!」とご指摘を受けており、何とか斜めの体勢を定着させようと意識改革中です。
いずれも目立つほどの癖ではなくなりましたが、小さな差が大きな差になると、修正していただく度に痛感しています。
腰が反っていたり、顎が出ていては、ブレない姿勢(※クリック)はとれず、力を加えられると崩れてしまいます。
頭頂部を引っ張られている感覚で、仙骨を立て、鼠径部を曲げ、足裏と床の絶妙な密着度を整えることで、グッと強度が増します。
また、肘が開いていると、突きも腑抜けになり、同様に圧がかかると崩れてしまいます。
肩甲骨を下げ、脇を締めて、拳が引っ張られているように手技をこなすと、やはり強度は増します。
正しく立ち・正しく動く、言葉にするのは簡単ですが、これが自然にできるようになるには、道場訓のとおり“基本を繰り返し、基本を大切にすること”“十年を初心とし、生涯稽古をし続けること”なのだと思います。
癖をとるのは一朝一夕でできることではありませんが、館長曰く「<体癖>が似ている人に指導を受ける方が上達が早い」そうです。
最近のお稽古では、最初に少しヨガ(※クリック)を行う時もあり、人によって効果はまちまちのようですが、私は肩甲骨がほぐれて良い状態になります。
次回は<足技>について投稿します。