<闘気>

前回(※クリック)記した“呼吸”に加えて、鬼滅の刃の映画『無限城編 第一章 猗窩座再来』では、もう一つの気付きがありました。
触覚が優れ、研ぎ澄まされている伊之助の言葉「特に殺気を込めて見てくる奴は一発でわかる」「自分に害があるもんはやべえからな」「殺気って体の皮にグサグサ刺さってくるんだぜ」は、空手にも共通することで、改めて考えさせられました。

例えば、組手では「技を出すタイミングが動きでわかる」や「目でわかる」とご指摘を受けることがあります。
要は<闘気>
動き→技を出す前にワンクッションある
目→技を出す前に見開く
で現れているのです。
「突きは物をスッと取るように!」と指導いただきますが、相対稽古で自然を保つには、まだまだ経験不足を痛感します。

護身術も同じ理論で、おそらく一般的には掴まれた部分等、相手との接点に意識が向くと思います。
以前もブログ(※クリック)に書きましたが、接点をとやかくしようとしても体格差がある時点で対処が難しくなるため、むしろ接点の先を見て、相手の皮膚や体内に意識を向けると、技がかかりやすくなるということをお稽古中に実感するので、私の場合は接点を無視するようにしています(笑)

“やるぞ感”ではない“やる気”…紙一重のような気もしますが、<闘気>を消して考え抜いた・洗練された動作こそが、戦闘シーンでは大切なのかもしれません。

次回は<握り方>について投稿します。

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