柔軟体操のすすめ

我々現代人が空手をやる上で、昔の人とは前提が異なるだろうと思うのが、①足腰の強さ、②柔軟性(特に身体のこわばり)です。

どちらも、丁寧に型などを積み重ねていけば改善できるはずですが、どうしても技的な方向に意識が向きがちで、そうそう簡単ではないようです。
そこで、空手の稽古と並行して、①、②それぞれの対策を個別に進めていくことをおすすめしています。

①足腰 については、これまでも当ブログで言及してきました。
②柔軟性 もとても大事だと思っていて、道場生ブログでも書いてくれていますし、最近は有志の方が「体操の会」を立ち上げてくださいました。ありがたいことです。

柔軟性で大事なのは、可動域よりも連動性と考えています。
そして連動性を上げるためにも、また、そもそも偏りなく「立つ」ためにも、身体のどこか一部のこわばりはなるべく無くしていきたいところです。

現代生活は、長時間のPCワークやスマホ、ハイヒール生活などで、どこかしら一部を固めたままになりがちです。社会生活を営むためには仕方ないことなので、意識的にほぐしていかなければなりません。

これまで私自身、ヨガや様々な体操法を経験してきましたが、どこか一部位にフォーカスして動かせるようにしていくことにかけては、ヨガのメソッドが使いやすいと思っています。そこで、いかにもヨガ的なポーズはやりませんが、柔軟体操の中に取り入れてきました。
今では他のメソッドも自然と合わさって大分独自のものとなり、他の道場にもご評価いただけるようになっています。

柔軟体操の効果を改めてまとめておきます。
・こわばりを取る
・身体を一つにまとめる、手から足までの通りをよくする
・意識できなかったところを意識できるようにする
 動かせなかったところを動かせるようにする
・可動域が広くなる
・けがを防ぐ
・呼吸が深くなる

単純な動きにも多くのポイントがあり、それらを一つ一つ意識していくと、効果が高まります。

普段はなかなか十分な時間は割けませんので、お盆期間中に特別クラスを設けることにしました。こちらの内容を、「体操の会」や普段のクラス、ご自宅でも続けていただけるといいなと思っています。

まずは見学から!

お問い合わせフォーム