先週の日曜日は春期審査会でした。
ついに一級!道場のロゴ入りにリニューアルされた帯になることも嬉しいです。
今回の感想は一言で“スッキリしない”と、最後の昇級審査だったにも関わらず、少し残念な結果に終わりました。
冷静に振り返ると、そもそも集中力を保てていなかったと反省しています。
言い訳のようですが、年度末特有のバタバタな日が続き、今年度は社内の送別関係の大々的な飲み会等が復活(いい傾向ですが…)し、単純に疲労が溜まっていたのです。
嫌だな~と思いながらも、館長にコメントを言っていただきましたが、大きくは3点でした。
①動きが小さい
②初速が遅い(特に蹴り)
=最初からトップスピードにする
③中間動作の手元がゆるい
=力は抜いても気は抜かない
上記を真摯に受け止め、今後の課題として、お稽古に取り組んでいきます。
審査の出来を納得することができたらベストですが、せめて楽しみたかったという気持ちはあるものの、ここは前向きな思考に切り替え、改善点が明確になってよかったと思います。
「オリンピックには魔物が棲んでいる」という言葉がありますが、本番で実力を発揮できる人や普段のパフォーマンスができる人の努力は計り知れないものだと、こういうことがある度に痛感します。
新入社員時代の上司が「練習は本番以上に、本番は練習通りに」とおっしゃっていましたが、審査のような特別な場でも、雰囲気に影響されず“ただ動きに集中すること”ができるよう、お稽古を積み重ね、昇段審査の時には“いつも通り”ができるコンディションに整えて臨みたいと、改めて思いました。
今回、昇段審査を受けられた先輩には「緊張してて、浮きっぱなしだった」と愛あるご指摘をいただいたので(笑)、どっしり構えた姿をお見せしたいものです。
審査の醍醐味の一つは、他の道場生を見学できることです。
まさに、人の振り見て我が振り直せですが、そういう意味では、毎回撮影いただいている写真も、自分の動きを客観的に分析できる有り難い材料になっています。
今回の審査は決して納得のいく出来ではありませんでしたが、唯一よかったのが“写真で成長を感じられたこと”でした。
静止画はクセが浮き彫りになりますが、9カ月振りの審査の写真では、クセがだいぶ改善されており、空手家らしい姿勢が身に付いてきたことを感じられたので、その点はいい意味で予想外の結末になりました。
次回は<力みとゆるみ>について投稿します。