<肩甲骨の可動域>

「肩甲骨を落とす」、お稽古で毎回のように耳にする言葉の一つです。
ようやく自分なりに解釈できるようになりましたが、要は表面の肩ではなく根本からコントロールするということなのだと思います。
力まないことは大前提のため、恒常的に“なで肩”を意識していますが、これでは力みはなくなるにしても、技には活きないことを最近身に染みて感じています。

肩甲骨のラインから構える・突きを出す等、肩甲骨から腕を動かせると強度・威力が不思議なほどグッと上がります。
これだけのことですが、日々のデスクワークやスマートフォン社会の影響で、思っている以上に肩甲骨は凝り固まっています。

私自身、体は柔らかい方ではあるものの、肩甲骨まわりは硬く、お稽古の準備体操の時に度々“肩甲骨はがし”を喰らいますが(笑)、可動域の狭さを痛みとともに実感します。

以前、テレビでスポーツ選手が肩甲骨の柔らかさを披露しているのを目にしましたが、衝撃的な柔軟性で今でも印象に残っています。
空手に限らず“いい動き”をするにはマスト条件なのかもしれません。

頭頂部・仙骨・鼠径部(※クリック)・足裏で全身を整え、肩甲骨から技を出せると、体格に関係なく次元を超えた強さが発揮されるのだと思います。

強いのはもちろんいいことですが、武道学館では風邪を引いたり、ケガをすると、時として空手にいい影響が出るという説があります。
先月末、久しぶりに少し体調を崩し、完治したら館長や黒帯の先輩に「肩がスッキリした!」と褒められたので、風邪を引いて何かが取れたのかなと…一利なしではないと前向きに捉えている今日この頃です。

次回は<筋トレ>について投稿します。

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