前回の審査(※クリック)で明確になった課題のうち「中間動作の手元がゆるい」というのは、なかなかテクニカルな域だと思っています。
以前<力を抜く>(※クリック)について書きましたが、力みとゆるみは絶妙なバランスが必要だなと…
審査以降、改善に向けて意識をしていますが、力んでいない反面、手元に締まりがなく、基本動作・移動・型・組手の全てにおいて動きにメリハリがないため、改めて自分の姿を見てみるとあまりかっこよくないのです(笑)
いわゆるキメの時に拳を握り込んだり、指先をビシッと伸ばしたりしますが、そこに至るまでの手元にも意識を向け“力まずゆるまず”を身に付けたいと思います。
館長の「力は抜いても気は抜かない」というご指摘、また、お稽古中に度々「体全体に意識を通す」と仰っていますが、空手において“意識のコントロール”はとても重要で、本当に奥深いものだと考えさせられます。
余談ですが、先週は館長が不在だったため、代行で初めて指導員をしました。
今年から<指導員候補クラス>(※クリック)が始まったこともあり、いい経験になりました。
代行稽古のテーマは比較的得意な領域の“細い線・軸”とし、構成は以下です。
黙想 ⇒開始時点からお稽古中、常に頭頂部を意識
準備体操 15分
立禅 10分
上下動功 10分
前屈移動 5分
ペアになって前屈移動 10分
左右(回転)動功 10分
後屈移動 5分
ペアになって後屈移動 10分
黙想 ⇒姿勢を整えて終了
経験から感じたことを解釈して自分の言葉で伝えるというのは会社でも道場でも同じスキルですが、指導員役を通じて、出席いただいた道場生全員をチェックすることができたのは特権でした。
不思議なことに、強さやベテラン度合いは関係なく、人によって異なるクセが必ずあるので、今後の参考になりました。
次回は<鼠径部>について投稿します。