<指導員候補クラス卒業認定までの道程>

今年の1月から始まった指導員候補クラス(※クリック)ですが、1年間で座学のみならず、実技においても普段では知る機会がない多くのことを学びました。

日本武道の概観や空手流派の歴史・系譜は無関心な分野でしたが、暗記せざるを得ない状況を与えていただき、今となってはよかったと思っています(笑)

「通常のお稽古の延長線!プラスαだった!」というのが率直な感想ですが、復習になり、空手を深掘りするいい時間になりました。

卒業認定の流れは
①出席率8割以上
②筆記試験
③実技試験
④模擬指導

で、中でも最終ミッションの模擬指導は、号令のタイミングやテンションのメリハリ…約4年間、道場生としてお稽古に参加しているので、指導員ならではの留意点を痛感する経験になりました。

空手に限らず人に伝える以上、真に理解をしていなければ、自分の言葉では語れず、説得力は生まれません。
教える行程で、また、相手から気付きを得ることもあるため“教えることは二度学ぶこと”とはよく言ったものだと思います。

それでは、2023年ラストとなるブログの締め括りに、卒業認定要件の論文(テーマ:自身の武道観)を一部抜粋して載せます。

空手の奥深さについては、度々綴っておりますが、ゴールのない世界で、身一つで試行錯誤を重ねながら探究し、自分の中で“小さな変化・進化”を感じ続けられる点が、魅了されている理由の一つかもしれません。

肉体的に鍛えられるのはもちろんのこと、精神的にも影響を受けています。

“純粋に・素直に”ご指導に耳を傾け、Howについては“考えるけど、考え過ぎない”という、いわば絶妙なゾーンで、いかに自分の意識をコントロールし、全身に神経を張り巡らせ“無心・自然”になれるか、日常生活では忘れがちな本質に気付かされました。
“Simple is best”は元々好きな言葉ですが、まさに空手を通じて体感しています。

仕事や人間関係も、周囲の目は二の次で、見栄やプライドは捨ててしまっても、世の中は意外と平気なのかもしれません。

ついつい後回しにしがちな自分の気持ちを大切にし、丁寧に過ごしていきたいと、空手には思考のヒントも与えてもらったような気がしています。

心身で学び 人生に活かす
これが私の武道観です。

次回は<2024年の抱負>について投稿します。

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