入門してギャップを感じたことの一つが“マッチョな人がいない”ということでした。
黒帯=ガタイがよくて、いかにも強そうな見た目というイメージでしたが、実際は普通の体格の方ばかりです。
館長から聞いた話ですが、現在黒帯の先輩が武道学館に見学に来られた際に、まずは筋肉を落とすようアドバイスしたそうです。
<筋トレ>が趣味でジムに通われていて当時はなかなかのマッチョだったとか…
経験から感じることなのであくまで持論ですが、空手において必要なのはインナーマッスルで体幹を強化することだと思います。
アウターマッスルは時として邪魔をするので、その点では女性より元々筋肉量が多い男性の方が苦労するかもしれません。
対人稽古では接点を意識するが故に、接触した途端に肩まわりの筋肉が反応するケースはあるあるですが、これでは単なる力みとなり、技として活きません。
パワーの威力を超えるのが内部感覚(※クリック)なので、立ち姿や動きに重さを出すためには、状況ではなく自分に意識を向ける集中力が重要だと感じています。
頭で理解して言語化できても、コントロールの能否は別問題ですが(笑)
道場生の中には「筋肉をつけたい」という方もいらっしゃいますが、体質の違いはあるにしても、空手を続けていれば、知らないうちにインナーマッスルが鍛えられると思います。
中島香里さんの「私が証明です」とまではいかないかもしれませんが、入門してから気付いた時には、意図せずうっすらシックスパック・太ももが一回り大きくなっていました!
エビデンスとして、お稽古前のワンシーンです。
体幹を強化した末、壁等を使わずにバランスボールの上に立てるようになりました。
<筋トレ>はもちろん、このための特別なトレーニングもしていません。
次回は<集中力>について投稿します。