<相手の感覚>

日常生活や仕事、そして空手においても、感覚というものを大事にしています。感覚といってもニュアンスは微妙に異なり、日常生活や仕事では“アンテナをはる”ような、空手では“意識を集中させる”ような表現が近いかもしれません。

空手を始めて2年ほど経った頃、ペアになって行う護身術等のお稽古で、相手から受けた感覚が自分が攻める側になる際に、似たような動きになりがちなことに気が付きました。
「相手の感覚に影響されやすいのはいいことだ」と館長に言われたので、もはや得意技として捉えていますが(笑)、当初は、例えば力みのクセが目立つ道場生とは、極力ペアにならないようにしていました。今思うと嫌なヤツですが、この時は、強いクセの方が感覚として残ってしまう状態だったのです。

最近は、意識の使い分けが少しできるようになったのか、再現したいものだけをコピー!というスキルを身に付け始めました。

言葉で説明を受けるより、シンプルに感覚で受ける指導は体に染みます(<館長ブログ>の余談※クリック)。その分、冒頭に記した“意識を集中させる”ためのエネルギーは使いますが…

感覚をコピーすることの次に目指したいのは、それを攻め手として活かすことです。受けた感覚から、相手の軸(崩すポイント・弱点)を掴む!
鬼滅の刃がお好きな方には伝わるはずですが、炭治郎が日輪刀で切る時に見える隙の糸が、私も見えるようになりたいと思っています。

次回は<フワッと細く>について投稿していきます。

まずは見学から!

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