先月の<館長ブログ>(※クリック)に「3がつく日数ごとに変化する」ことについて書かれていましたが、空手を始めて後数ヵ月で3年となる今、“3”の単位で自身を振り返ってみたいと思います。
3日:マンツーマンで基本的な動きを中心に指導いただきましたが、見事に全身筋肉痛になりました。社会人になって10年間の運動不足を痛感しながらも、この時点で、なんとなくスポーツ仕様の身体に寄って(戻って)きたような気がしました。
3週:恒常的に筋肉痛の日々でしたが、硬く重い感じから柔らかい痛みに変わりました。それでも後屈立ちや騎馬立ちでは、足がプルプルしてしまい、静止状態をキープするのはかなりキツかったのを覚えています。
3ヵ月:筋肉痛になることはほとんどなくなり、腰を低く落とす動作も、それなりに定着してきました。元々の運動神経と筋肉質のおかげで、この辺りの成長は早い方だったかもしれません。
3年:ここ最近は、目に見える変化というのはなくなってきましたが、内部の変化を実感しています。
この内部の変化については、入門当初、一番の課題だった反り腰が随分改善され、意識を集中させなくても<真っ直ぐな姿勢>(※クリック)をだいぶ保てるようになりました。
姿勢が全てと言っても過言ではないくらい、姿勢は大事です。
もちろん、日常生活でも反り腰や猫背はよくありませんが、空手においては“立つ・座る・動く”のいかなる時も姿勢一つで、軸(体幹)や力の強さが変わるのです。
姿勢が整ってきたため、“串刺し”(私の場合は焼鳥や串カツをイメージ!)になったような感覚の立ち方ができるようになりました。
体格的にも、あまり強そうには見えないと思いますが、道場生の男性が押しても、ほとんどの方はそう簡単には崩せないと思います(笑)
ところが、“立つ・座る”ではできても“動く”と軸がブレしまうので、これが現状抱えている課題の一つです。力に頼らず、相手を吹っ飛ばすには、移動しても変わらない、強く細い線が一本ビシッと通っていることが必要なのです。
動いてもブレない軸をどうやってつくるか…ブレる要因を観察しながら、内部感覚を鍛え、進化を感じられるよう、誠実にお稽古に臨んでいきたいと思います。
これからは進化を追求し、質を高めることに注力していきます。
次回は<相手の感覚>について投稿します。